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放送大学

放送大学で他教科の免許状を取得する試み

タイトルは釣りで,放送大学のみで他教科の免許状を取得することはできません.自分用の備忘録的まとめです.前提は高等学校教諭専修免許状(工業)持ちで,他教科の1種免許状を取得することを目指す.

関係する情報

他教科免許状の取得条件

私の場合,専修免許状と持っているので,この状況下で他教科の1種免許状を取得するには以下の取得条件を満たす必要がある.

  • 教科に関する科目 20単位
  • 教職に関する科目 4単位

以上の計24単位が必要となる.ここで,放送大学は教職課程の設置がないので,教職に関する科目4単位を取得することは不可能である.そのため,他大学で該当単位を充当する必要がある.この問題は放送大学では解決しないので,とりあえず置いておく.

教科に関する科目は放送大学でも履修可能であるが,問題は20単位を取得可能であるかどうかである.対応科目を数えると,以下のようになる.

  • 国語 9科目
  • 地理歴史 12科目
  • 公民 65科目
  • 数学 12科目
  • 理科 28科目
  • 音楽 2科目
  • 美術 2科目
  • 保健体育 3科目
  • 保健 5科目
  • 看護 7科目
  • 家庭 12科目
  • 情報 4科目
  • 農業 3科目
  • 工業 6科目
  • 商業 6科目
  • 福祉 8科目
  • 英語 5科目
  • ドイツ語 2科目
  • フランス語 2科目
  • 中国語 2科目
  • スペイン語 2科目
  • 韓国語 2科目

放送大学は1科目2単位なので,10科目以上なければ,放送大学だけで教科に関する科目を取得することはできません.よって,放送大学だけで取得可能と思われる教科は以下の通りです.

  • 地理歴史
  • 公民
  • 数学
  • 理科
  • 家庭

数学または理科の取得を目指す場合

数学なら12科目から,理科なら28科目から10科目選択して取得すればよろしいです.どちらもそれっぽくできますが,取るなら理科かなって思う.実験やりたいし.問題になるのは,どちらの取得を目指すにしても,自専攻の単位には充当できないので,卒業が遠のくという問題があります.ただですらもう4年生で留年決定しているというのに(笑).

公民の取得を目指す場合

実はこれがかなり現実的だったりします.公民の対応科目のうち,以下の科目は自専攻(心理と教育コース)の専門科目として充当することができます.

  • 記憶の心理学(’08)
  • 心理学研究法(’08)
  • 認知科学の展開(’08)
  • 心理学史(’10)
  • 心理臨床とイメージ(’10)

この他に日本国憲法(’05)を取得済なので,9科目履修すれば良く,上記5科目と他4科目を取れば,公民の教科に関する科目は揃います.しかも,自専攻の単位にもなるので,一挙両得です.ただ,免許状の取得は可能ですが,公民を教えられる自信が微塵もありません.

まとめ

公民,数学,理科あたりが現実的に取得可能.キャリアデザインを考えれば,理科を取るのが妥当.やるかどうかは不明.どちらにしても,教育学の基礎を固めることが大事かと思う.

バイオサイエンスで豊かな暮らし(’08) 第10回

第10回は「バイオサイエンスII 遺伝子のクローニング」です.もちろん今回もちんぷんかんぷんです.先生・・・もっと用語を説明して下さい・・・.あまりにもわからないので,分かるところだけ掻い摘んでまとめます.ほとんど分かってないことが露呈するだけですが.

II型の制限酵素が組換え体DNAの作製に利用されているが,非常に多数の制限酵素が様々な細菌から分離されており,統一的な命名法が必要となる.命名法は以下の通りである.

  1. 学名の属名の1字と種名の2字の3字で表す
  2. 菌株名の1字をつける
  3. 複数の制限酵素が同一菌株で生産されている場合にはローマ数字をつけて区別する

つまりEcoRI(エコアールワン)である.これだけは覚えたぞ.

よく分かってないんだけど,付着末端というのは5’か3’が突き出ているもので,平滑末端は5’も3’も末端が突き出ていないものであると理解しました.

上図は制限酵素の認識配列と切断部位です.赤矢印の部分で切断されます.ぶっちゃけ,切断されるとなんで5′-リン酸基と3′-水酸基に分かれるのかは分かってませんし,なんでこれが結合するのかも分かってません.PとOHってくっつくんでしたっけ??

遺伝子組換え可能な宿主は上図の通りです.というか,ほとんどなんでもありのような・・・.

PCR(Polymerase Chain Reaction,ポリメラーゼ連鎖反応)はDNAの特定領域を短時間にまた容易に増幅する試験管内反応である.PCRはウィルス,病原菌などの迅速診断,マイクロサテライトDNA,単一塩基多型などの解析から個人識別に利用される.また,遺伝子組換え食品中の組換え体遺伝子の検出などにも使用されている.

大学と社会(’08) 第15回

第15回は「21世紀の大学-政策的観点から-」です.

1990年代に始まる現在の大学改革の特徴は,政府自らが改革に乗り出すというよりは,政府が各大学の改革努力を促し,それによって大学革命を実現するという新たな手法を採用したところにある.政府自身があるべき1つの大学像を示すのではなく,政府が大学改革の方向性を誘導するような制度の枠組みを作り,具体的な改革を各大学の選択や判断に委ねようとするところに特徴がある.近年の規制緩和の流れの中で,政府の政策の基本は,制度の枠組みの中での判断は民間事業者の事由だが,あとからその判断の妥当性や事業を評価し,その結果によって適切な行政処分を行うという方向に変わりつつある.すなわち,大学による教育課程の工夫が大幅に自由化されたことになる.これによる教養教育の弱体化という思わぬ副産物もあったが,大学の個性化の促進に果たした役割は大きかった.

大学評価は1991年の大学審議会答申によって導入されたが,当初は大学自らが点検し評価するという「自己点検・評価」制度であった.しかし,1988年の答申に基づく第三者評価,2004年にはすべての大学が7年に1回,文部科学大臣が認証した評価機関による評価を受けなければならないというように,制度が進化した.

学生の就職にあたって,いわゆる日本的雇用慣行すなわち「若年時新卒一斉定期採用」の中で,学生の素質が企業にされれば良く,学生が大学で何を学んできたか,その結果どのような能力を身につけることができたのか,ということはさほど問われることがなかった.すなわち,大学は入学試験をしっかりとやって学生の潜在能力を評価しておけば,企業はその評価を学生の潜在能力の指標として信用し,就職の際に大いに参考にしてきた.しかし,18歳人口の減少によって,かつては受験生はお互いに競争して少しでも良い大学を目指したものであったが,いまや逆に,多くの大学は学生から選ばれる対象になりつつある.

従来のように,18歳の若者を難しい入試によって選抜し,これをもって潜在能力を判別し企業に送り出すという,安易な役割とは決別しなければならない.また,教員の個人的関心に基づくアカデミックな学問研究の一端を切り分けて,学生に学問研究の楽しみを話しても,多くの学生には受け入れられがたくなってきた.教育内容には最新の注意と準備が必要になってきた.これらは,大学の教育研究のあり方の核心に迫る問題である.

18歳人口は2009年頃まで減り続け,2010年代になると120万人台で安定化する.しかし,その先にさらなる現象があり得るということが重要であり,厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が2006年に公表したデータによれば,今世紀半ばには,18歳人口は70万人程度にまで減少すると考えられている.

すなわち,我々はもはや18歳人口にのみ頼って大学経営を続けることは困難である.大学を若い時期に限った教育機関として捉えるのではなく,人生のあらゆる段階で,いつでも教育を受け直すことのできる教育機関として位置づけ直す必要がある.以前のように変化のあまり大きくなかった社会においては,若いときに1度大学教育を受ければ,それで十分であったのが,知識社会化が進み,最新の知識の活用とその運用能力が求められる今日,一旦獲得した知識であっても,その陳腐化すならち役に立たなくなる状況は急速に進む.

強調部分は私による強調である.

以下は私見.博士卒後,助教として着任し,教育学の背景を持たない教育職員としての自分の有り得無さ加減に嫌気がさし,放送大学に入学し教育学のほんの基礎を勉強しているのは,全く以て無駄ではないと思った.生涯学習,リカレント教育を大学が推し進めているのであれば,何故大学教員こそ教育の現場で学び直そうと思わないのかが不思議でならない.研究ばかりしていないで,教育学ぐらいは勉強した方が良いと思う.それは学生のためになるはずである.

大学と社会(’08) 第14回

第14回は「大学と社会貢献」です.

大学の社会貢献は,学内に集積された資源の開放,つまり大学開放という方法によって行われる.日本の大学が実施している大学開放には,正課教育の開放,機能的開放,人材提供事業,施設開放,産学官連携(受託,共同研究)のおよそ5種がある.

機能的開放の代表的なものに大学公開講座があり,1995年に500校を突破し,いまや全国の国公私立大学のほぼ9割が実施している.

大学開放事業を推進するにあたり,担当する大学教員はどう考えているのだろうか?

上表によれば,生きがいを感じているのは研究活動が最も多く,ついで教育活動である.対して,開放事業に生きがいを感じているのは3割に満たない.

研究,教育,大学開放の3種の活動の相関関係を調べたのが上表である.研究活動と教育活動,教育活動と大学開放事業には,有意な相関が認められた.つまり,大学開放事業は教育活動と互いに影響し合う関係にあるものの,研究活動とはむしろ疎遠な関係にある.

強調部分は私による強調である.

仕事・所得と資産選択(’08) 第15回

第15回は「持続可能な社会と生活」です.最終回です.この講義はラジオでしたが,かなり楽しかったです.

人間は誰も1人では生きてゆけない.人間はお互いに助け合って暮らす仕組みを作り上げてきた.相互扶助やボランティアである.内閣府の調査によれば,人々がチャレンジしている分野のうち,約20%が社会貢献に関するものである.ボランティア活動を行う目的は「人のために役立ちたいため」が最も多く65.4%,次いで「自分自身の成長のため」が55.8%,「様々な人々とのネットワークを深めるため」が42.8%となっている.

人的資産には,個々の人間の能力(個人的資産)と人々が集まって発揮される社会的な能力(社会的資産)の2つがある.個人的資産は,ヒューマン・キャピタルと呼ばれ,自分自身の能力を高め,自己実現を図ってゆくことによって高められる.社会的資産は,ソーシャル・キャピタルと呼ばれ,人と人との繋がりがその源である.内閣府の調査によれば,ソーシャル・キャピタルの豊かな地域ほど失業率が低く,出生率が高いなどの関係が認められている.

総務省の家計調査年報によれば,1世帯あたりの年間寄付金は,1995年の阪神淡路大震災時に5000円台に増加した以外は,1990年以降はほぼ3000円台で推移している.

後半は興味がわかなかったので,まとめない方向で(最後なのにw).

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