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病気
さんどめの大腸内視鏡検査
- 2011年09月20日
- 闘病記
人生で3度目となる全大腸内視鏡(TCF)検査を受けてきました.過去に受けた検査の感想は以下の通り.
段々と検査自体には慣れてきたので,最速で検査可能状態に移行すべく,前日の食事から気をつけるというチキン具合を見せながら,検査に挑みました.今日は9名の検査対象者がいて,ほとんどが初めてのTCFだったようです.その割に,みなさんムーベンを飲み干してて,偉いなと思いました.
そんな僕は,処置開始からわずか50分後には図5状態に移行して,検査可能状態になりました.もちろん,ムーベンは2リットル/2時間で飲み干しました.っていうか,なんだか身体がおかしくなってきたのか,ムーベンが普通に飲めるようになってきましたwww.味覚が壊れ始めたかもしれません.
んで,ムーベンは最速で終了させたのですが,検査主治医の外来診察がなかなか終わらずに,4番手でしたorz.最速だったのに・・・.それはそれで,検査室に入って,看護婦さんに「この検査で具合が悪くなったり,痛かったりしたことないですか?」って訊かれたので「この検査で1番つらいのは注射ですよ・・・」って答えたら,部屋にいた3人の笑いをとれました.むひひ.いや,事実あれは痛いって.ブスコパンっていう筋肉注射なんだけど,ちょー痛いよ.「もほほほほ」って声が出そうになるくらいには痛い.内視鏡検査は大して痛くない.主治医のテクが上手いのかもしれないけど,この先生以外でTCFをやったことがないので,比べようがない.
検査結果は上図を参考のこと.Tiってのは回腸末端のこと.R/Cは直腸・・・だと思う.平たく言うと,上行結腸,肝湾曲,横行結腸,脾湾曲,下行結腸,S状結腸には炎症が見られず,血管透見できる良好な状態.しかし,直腸は血管透見できない状態であった.左下と下中がその画像ですね.明らかに違うのですぐにわかると思います.
それから前回からの課題になっていた尿酸値の結果は以下の通り.
尿酸値は8.3mg/dlから7.1mg/dlに下がり,正常域に入りました.異常値はCRPとLDHだけです.CRPはもうこんなもんなんでしょう,きっと.LDHはよく分からないけど,ずっとこんなもんだし,気にされてないからいいかなっと.たぶん,地味に肝臓は悪いんだろうな.それから中性脂肪が上がってきているのが気にかかりますが,過去のデータを見ると簡単に乱高下しているようなので,常に高いわけではない現状では気にしないでおきます.
まとめ
ムーベンが普通に飲める体になってしまった.ブスコパン痛い.尿酸値対策に本気を出したら,かなりスコアが良くて満足している.UCの結果も良好で安心した.特に,上部の炎症がなくなっていたのは朗報.今はアサコールを飲んでいるので,上に炎症が残っていたらどうしようかと思っていた.しかしながら,直腸は治りきってないので,上手くコントロールを続けていきたいと思う.
ハートプラス,はじめました
- 2011年09月14日
- 闘病記
皆さまはハートプラスマークをご存じでしょうか?
障害が見えないからこそ、それが分かるマークが欲しい。あたり前のことでした。
「身体障害者」には様々な種類があり、内部障害という区分があることを、どれだけの方が知っているでしょうか。外から見るだけでは障害を持っていることが分からない内部障害者は、優先席、障害者専用駐車スペース、障害者用トイレなど様々な場面で誤解を受けたり手助けを得られないことがあります。また、内臓に重大な疾患を抱えながら、身体障害者手帳の保護を受けることのできない内臓疾患者の存在も忘れることができません。
障害者のマークとしては、車いすをモデルにした「国際シンボルマーク」が一般的であり、人々は「障害=目にみえるもの」と知らず知らずのうちに認識してしまっています。
そこで、一般の人が抱いていた障害の認識を塗り替え、より内部障害・内臓疾患の理解を得られるように、身体内部に障害を持つ人を表す「ハート・プラスマーク」を作成し、多くの内部障害者・内臓疾患者が快適に暮らせる社会づくりを行っていきたいと思います。
つまりは,車いすや杖などの視認によって明らかに障害を持つ者と認識されない内部障害者・内臓疾患者のためのマークです.これは他のマークと同様に法的根拠は持っていません.しかしながら,公式に障害者等に関するマークとして認め,紹介している自治体もあります.
一方で,障害者マークといえば車いすマークです.そのため,車いすのみが障害者と勘違いされがちですが,車いすマークは全ての障害者に対して使われるマークです.車いすに乗ってないから障害者ではないという理解は間違いです.さて,ではUCやCDが障害者マークを使っていいかといえば,おそらくダメです.多くのUC/CD患者は身体障害者ではありません.でも,だからといって元気かといえばそうでもなく,外から見ればなんら健常人と変わらないので,一般的に理解が全く得られない病気です.そのためのマークとしての,ハートプラスマークであり,以下のように説明されています.
ハート・プラス・マークは内部障害・内臓疾患を示すマークとして作られました。個人で身につけたり、自動車に貼付するのは内部障害者・内臓疾患者に限らせていただきます。
☆内部障害とは、現行の身体障害認定基準で身障手帳の交付の受けられる、心臓機能、腎臓機能、呼吸器機能、ぼうこう・直腸の機能、小腸機能、HIVによる免疫機能,肝臓機能の障害
☆内臓疾患とは、身体障害者手帳の交付を受けられない内臓関係の難病や、その他多くの内臓機能疾患
この説明によれば,UC/CDは内臓疾患者としてハートプラスマークを行使することができます.
今年度になってから行われた私の発表をご覧になった方はお気づきと思いますが,発表スライドにハートプラスマークを導入しました.
こうやって,少しでもハートプラスマークの知名度を上げていこうと考えています.さらには,使いやすさを考えて,ラミネートカードを自作しました.
これで少しはPRの機会も増すというものです.今後は缶バッチを作成し,広く常用的にPRしてきたいと考えています.
UC闘病記~アサコールによる寛解維持期2
- 2011年07月20日
- 闘病記
リパーゼとアミラーゼは正常値に落ち着いたものの,高尿酸値のため,引き続き観察を行う.特記なき場合は,体温・体重・血圧・脈拍は朝の測定,アサコールは6錠(2400mg)/日を朝昼晩の3回で,便1回.
- 7月20日 36.3度,66.3kg,血圧116/73,脈拍76.
- 7月21日 36.4度,66.4kg,血圧123/78,脈拍73.
- 7月22日 36.3度,66.4kg,血圧119/78,脈拍69.
- 7月23日 36.8度,66.2kg,血圧118/75,脈拍67.
- 7月24日 36.4度,66.3kg,血圧110/76,脈拍71.朝,下血.
- 7月25日 36.4度,66.0kg,血圧120/79,脈拍79.今朝より,直腸S状部分で腹痛.
- 7月26日 36.5度,66.3kg,血圧117/75,脈拍72.2回目は下痢.
- 7月27日 36.5度,66.3kg,血圧116/72,脈拍75.
- 7月28日 36.6度,66.6kg,血圧121/78,脈拍75.
- 7月29日 36.3度,67.1kg,血圧124/78,脈拍78.下血,ガスがたまり気味.
- 7月30日 36.5度,66.5kg,血圧114/76,脈拍76.
- 7月31日 36.4度,66.0kg,血圧118/79,脈拍71.下血.強力ポステリザンを使用開始.
- 8月1日 36.2度,66.1kg,血圧123/77,脈拍70.下血.
- 8月2日 36.4度,66.4kg,血圧112/74,脈拍74.未消化アサコールを観測.2回目は下痢.
- 8月3日 36.6度,66.2kg,血圧122/79,脈拍67.
- 8月4日 36.6度,66.3kg,血圧110/77,脈拍72.トウモロコシで消化時間計測,20-24時間.
- 8月5日 36.4度,66.3kg,血圧124/73,脈拍70.
- 8月6日 36.1度,66.6kg,血圧118/79,脈拍71.下痢,下血.
- 8月7日 36.4度,67.0kg,血圧116/81,脈拍78.
- 8月8日 36.5度,66.7kg,血圧120/81,脈拍75.
- 8月9日 36.5度,66.4kg,血圧120/80,脈拍74.
- 8月10日 36.5度,66.4kg,血圧115/75,脈拍85.4回.1回目に未消化アサコール観測.2,3回目は下痢.
- 8月11日 36.4度,67.0kg.いつもとは違う測定機器.
- 8月12日 36.4度,66.8kg.いつもとは違う測定機器.
- 8月13日 36.5度,66.4kg.いつもとは違う測定機器.
- 8月14日 36.8度,67.0kg.いつもとは違う測定機器.
- 8月15日 36.5度,67.0kg.いつもとは違う測定機器.
- 8月16日 36.4度,67.2kg.いつもとは違う測定機器.
- 8月17日 36.4度,66.4kg,血圧121/70,脈拍68.
- 8月18日 36.5度,66.4kg,血圧112/74,脈拍75.
- 8月19日 36.5度,66.6kg,血圧124/81,脈拍73.
- 8月20日 36.5度,66.5kg,血圧116/72,脈拍75.
- 8月21日 36.2度,65.9kg,血圧120/81,脈拍75.
- 8月22日 36.6度,66.75kg.いつもとは違う測定機器.
- 8月23日 36.4度,66.70kg.いつもとは違う測定機器.
- 8月24日 36.2度.
- 8月25日 36.5度,66.8kg,血圧119/77,脈拍72.
- 8月26日 36.4度,66.7kg,血圧120/79,脈拍74.
- 8月27日 36.5度,66.8kg,血圧114/80,脈拍72.
- 8月28日 36.3度,66.8kg,血圧118/75,脈拍73.
- 8月29日 36.5度,66.7kg,血圧121/78,脈拍75.昼飲み飛ばし.
- 8月30日 36.2度,67.5kg,血圧121/76,脈拍75.
- 8月31日 36.4度,67.3kg,血圧114/74,脈拍72.
- 9月1日 36.6度,66.8kg,血圧110/77,脈拍79.
- 9月2日 36.5度,67.1kg,血圧116/72,脈拍76.
- 9月3日 36.4度,66.9kg,血圧122/79,脈拍76.
- 9月4日 36.4度,66.2kg,血圧118/76,脈拍73.
- 9月5日 36.3度.
- 9月6日 36.1度.
- 9月7日 36.6度.
- 9月8日 36.4度.
- 9月9日 36.1度.
- 9月10日 36.5度.
- 9月11日 36.7度,67.2kg,血圧121/77,脈拍64.
- 9月12日 36.6度,66.9kg,血圧108/77,脈拍73.
- 9月13日 36.5度,66.9kg,血圧116/77,脈拍72.
- 9月14日 36.8度,66.7kg,血圧115/67,脈拍76.
- 9月15日 36.6度,66.9kg,血圧118/80,脈拍71.
- 9月16日 36.5度,67.0kg,血圧118/78,脈拍66.
- 9月17日 36.4度,67.2kg,血圧108/74,脈拍73.
- 9月18日 36.6度,66.9kg,血圧115/75,脈拍69.
- 9月19日 36.7度,67.5kg,血圧118/77,脈拍70.
- 9月20日 36.5度,66.8kg,血圧121/75,脈拍73.
UC闘病記~尿酸値が異常値なのです
- 2011年07月19日
- 闘病記
UCの定期通院で血液検査をしました.前回通院で,リパーゼが異常値だったので,全力で管理した結果,リパーゼ,アミラーゼともに正常値に下がりました.また,リパーゼに連動して中性脂肪も下がっているので,実に好ましい結果です.これで当面の入院はなくなりました.検査結果を見ても,異常値が実に少なく,健康体のように見えます.と,一切UCに触れていないのに,UC闘病記な件.
だがしかし,良くないことが判明しました.尿酸が異常値です.前回から異常値ではあったのですが,前回はちょっと飛び出ただけだったので,主治医も私も気に留めていませんでしたが,今回は完全にアウトです.しかも,検査開始時は6.7で,その後は常に上昇傾向を維持していて,今回8.3まで上昇していることがわかりました.主治医曰く,8を超えると食事指導で,9を超えると投薬治療らしいです.ですので,食事指導対象になりました.
調べによると,いわゆる帝王病らしいものがダメのようです.主に,プリン体というのがダメらしく,ビールのアレですよね.まぁ,ビール飲んでないんですが・・・.調べによりますと,他にも,レバーなどの肝類,椎茸,鰹節,イワシ,カツオ,アジ,エビなどがダメなようです.対して,野菜類はもちろんのこと,普通の肉は比較的大丈夫そうです.うーん.なかなか.好きなものほど,ダメになっていく.
というわけで,次回通院までは尿酸値をコントロールします.また,次回は全大腸内視鏡(TCF)検査が予定されているので,前日から,アレです.また,ムーベンを飲みまくるアトラクションですね.また,がんばる.
UC闘病記~リパーゼとアミラーゼが異常値なのです
- 2011年05月18日
- 闘病記
UCの定期通院で血液検査をしました.アサコールに変わってからの経過の良さで,ぶっちゃけ,血液検査も問題ないだろうと思っていました.実際,UC関連の数値はそこそこで,ペンタサ注腸を止めている状態としてはすごく良い感じでした.だがしかし,膵臓がおかしいです.リパーゼとアミラーゼが再び異常値に突入しました.過去の記録によると,UC真っ盛りで異常値だらけだった昨年7月20日に,アミラーゼが129IU/L,リパーゼが251.7IU/Lとなっていました.しかしその後は,アミラーゼもリパーゼも正常域まで下がり,問題がなかったのですが,アサコールに変わって初めての血液検査で再び異常値に突入しました.アミラーゼが前回56から116と倍に,リパーゼが前回31.3から185.8と6倍になりました.しかも,リパーゼは上限値の3倍というハイスコアを記録しました.なお,CRPは前回から微減の0.26mg/dlです.
で,これがちょっと穏やかではなく,アミラーゼは膵臓の指標ではあるものの,色々な要因で上昇するらしいのですが,リパーゼは膵臓以外で変化することは少ないようです.UCの合併症とアサコールの副作用を考えると,真っ先に疑われるのは急性膵炎です.膵炎だと考えるとCRPがなかなか下がらないのも納得できます.ただ,数値的には急性膵炎といえるほど高くないです.急性膵炎はどうもアルコールが原因で発症することが多いようでして・・・.ここのところ,実にアサコールが絶好調だったので,比較的調子こいて飲んでいたのは否めないわけで,その所為で上がっている可能性が否定できません.
ということで,主治医からは「節酒勧告」をされました.「禁酒」と言わない辺りがUC患者をよく分かっていると思います.主治医によると,膵炎の主たる症状としては吐き気や背中痛などがあるそうで,これが出たら1ヶ月程度の即入院になるらしいですし,重症化すると死亡率30%とか鬼なので,マジでびびってます.UCじゃそう簡単には死なないからね.ですので,チキンなオレとしては再び,禁酒を始めようかと思っています.残念なことにすでにいくつかの飲み会が突き刺さっているので,その分は節度を持って控えめに飲むことにします.
まぁ,ぶっちゃけ,過去最悪値よりは低いのでなんとかなるんじゃないかと信じています.それよりは,なぜ上がったかの方が気がかりです.
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