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ハートプラス,はじめました

  • 投稿: 2011年09月14日 19:31
  • 更新: 2011年09月14日 12:37
  • 闘病記

皆さまはハートプラスマークをご存じでしょうか?

障害が見えないからこそ、それが分かるマークが欲しい。あたり前のことでした。

「身体障害者」には様々な種類があり、内部障害という区分があることを、どれだけの方が知っているでしょうか。外から見るだけでは障害を持っていることが分からない内部障害者は、優先席、障害者専用駐車スペース、障害者用トイレなど様々な場面で誤解を受けたり手助けを得られないことがあります。また、内臓に重大な疾患を抱えながら、身体障害者手帳の保護を受けることのできない内臓疾患者の存在も忘れることができません。

障害者のマークとしては、車いすをモデルにした「国際シンボルマーク」が一般的であり、人々は「障害=目にみえるもの」と知らず知らずのうちに認識してしまっています。

そこで、一般の人が抱いていた障害の認識を塗り替え、より内部障害・内臓疾患の理解を得られるように、身体内部に障害を持つ人を表す「ハート・プラスマーク」を作成し、多くの内部障害者・内臓疾患者が快適に暮らせる社会づくりを行っていきたいと思います。

ハート・プラスの会とは

つまりは,車いすや杖などの視認によって明らかに障害を持つ者と認識されない内部障害者・内臓疾患者のためのマークです.これは他のマークと同様に法的根拠は持っていません.しかしながら,公式に障害者等に関するマークとして認め,紹介している自治体もあります.

一方で,障害者マークといえば車いすマークです.そのため,車いすのみが障害者と勘違いされがちですが,車いすマークは全ての障害者に対して使われるマークです.車いすに乗ってないから障害者ではないという理解は間違いです.さて,ではUCやCDが障害者マークを使っていいかといえば,おそらくダメです.多くのUC/CD患者は身体障害者ではありません.でも,だからといって元気かといえばそうでもなく,外から見ればなんら健常人と変わらないので,一般的に理解が全く得られない病気です.そのためのマークとしての,ハートプラスマークであり,以下のように説明されています.

ハート・プラス・マークは内部障害・内臓疾患を示すマークとして作られました。個人で身につけたり、自動車に貼付するのは内部障害者・内臓疾患者に限らせていただきます。

☆内部障害とは、現行の身体障害認定基準で身障手帳の交付の受けられる、心臓機能、腎臓機能、呼吸器機能、ぼうこう・直腸の機能、小腸機能、HIVによる免疫機能,肝臓機能の障害
☆内臓疾患とは、身体障害者手帳の交付を受けられない内臓関係の難病や、その他多くの内臓機能疾患

「ハート・プラスの会」

この説明によれば,UC/CDは内臓疾患者としてハートプラスマークを行使することができます.

今年度になってから行われた私の発表をご覧になった方はお気づきと思いますが,発表スライドにハートプラスマークを導入しました.

こうやって,少しでもハートプラスマークの知名度を上げていこうと考えています.さらには,使いやすさを考えて,ラミネートカードを自作しました.

これで少しはPRの機会も増すというものです.今後は缶バッチを作成し,広く常用的にPRしてきたいと考えています.

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