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病気
UC闘病記~血管透見はありません
- 2013年09月24日
- 闘病記
3ヶ月振りの通院で,1年振りの全大腸内視鏡(TCF)検査でした.前日に飲むラキソベロンが全く効かないので,どうにかして欲しいです.まずは,血液検査から.
何の問題もない綺麗な結果です.尿酸は7.1で前回7.3,前々回8.1から続落です.リパーゼとアミラーゼも前々回から続落です.最早,なんら問題はないといって差し支えないでしょう.僕にはどういうことなのか説明する言葉を持ち合わせていませんが,前職を辞めてから,確実に好調です.休みが減って勤務時間が増えて給料が減って仕事が増えても快適に暮らせるならば,それでいいんじゃないでしょうか.それが難病患者のQOLでしょう.
続いて,TCFの結果ですが,まだ印刷されていないので次回通院時にもらってきます.結果をダイジェストでお伝えすると,炎症は無し,直腸部の血管透見はなし,他に特筆すべき所見なし,です.こちらもなんら問題がない状態といえます.寛解というのはまさにこういう状態のことをいうのです.今になって思えば2年半前の状態は寛解とはいえませんね.慢性持続か再燃寛解か.今は完全に寛解状態と自信を持っていえるでしょう.
それから,噂のペンタサ坐剤をついに処方されました.後ほど,別エントリで紹介したいと思います.
遺伝子検査の結果
- 2013年09月07日
- レビュー
23andmeの遺伝子検査を使ってみたことは既にエントリ化した通りですが,いよいよ解析結果が出たようです.9月5日にメールが届きました.
Your initial 23andMe results are now available!
いよいよ解析結果第1弾がでたようです.早速,結果を開示していきたいと思います.隠そうとするからプライバシ情報になるんだ.開示すれば有益な情報元だ.
Health Risks
健康に関するリスクです.これが今のところ見える全結果です.時間が経つと増えるそうです.統計的標準に比べて,Atrial Fibrillation(心房細動)が1.73倍,Primary Biliary Cirrhosis(原発性胆汁性肝硬変)が1.72倍のリスクだそうです.PBCは特定疾患ですね.確度が★3のものには,アルコール依存症とか,円形脱毛症とか,痛風とか,急性心不全とか,腎臓関連とか,思い当たる節がありすぎて,ワロスです.
逆に,リスクが統計的に低いものとしては,I型/II型糖尿病,アルツハイマー病,むずむず足病,パーキンソン病,胃がん,そしてクローン病があるようです.なお,潰瘍性大腸炎は標準的なリスクのようです.
これはあくまで,このDNA型を持っている人は統計的に発症リスクが高いとか低いとか示しているだけなので,その病気になる因子を持っているという断定ではないです.なかなか面白いですね.かなり実感と合っていると思います.
Drug Response
続いて,薬物反応です.Warfarin Sensitivity(ワルファリン感受性)があるようです.Heroin Addiction(ヘロイン中毒)もHigherになっていますが,アジア人の結果がないようで,確度は低いみたいです.そもそもヘロインやらないしね.
Inherited Conditions
遺伝的状態です.要するに,遺伝的に異常があるかないかです.この検査項目では異常はないようです.
Traits
最後は遺伝的特徴です.酒を飲んでも顔が赤くならず,苦味に鈍感で,耳かすが乾燥タイプで,乳糖に耐えられなくて,マラリアとノロウィルスとエイズに耐性がなく(!?),スプリンタータイプの筋肉を持っているのがオレです.合ってますね.やっぱり牛乳はダメなんだな・・・.
Ancestry
DNAから先祖を辿ると,日本人のようです.やはり日本人でしたか(なに?).76.86%の確率で日本人のようです.
まとめ
こんな感じでした.時間が経つと,新しい結果が増えたりするようです.なかなか面白いです.みんなも自分の素性を知っておくと良いんじゃないかと思います.
遺伝子検査キットを輸入してみた
- 2013年08月09日
- レビュー
99ドルで遺伝子検査ができると聞いたので,試してみたくなった.詳しいことは詳しい方におまかせして・・・.
23andmeは海外にも発送していますが,日本は対象外になっています.ですので,何らかの方法で日本に送る手段を準備しなくてはならないです.今回はオススメされたオレゴン州にある(重要)転送サービスのスピアネットを使いました.税金のことはよく知りませんが,オレゴン州は州税がかからないので,輸入するときに有利なんだそうです.
で,スピアネットに登録するとオレゴン州とカリフォルニア州の受取センターの住所が与えられるので,23andmeで購入した商品をその宛先に送るように指示します.同様の手段で,amazon.comやbestbuyとかebayとかで買い物できます.今回はやりませんが.
しばらくすると,23andmeからshippingの案内があって,さらに数日するとスピアネットから商品が届いたという連絡が来ます.スピアネットでは簡単な検品を行ってくれますが,ここでちょっとした脅しが・・・.
こちらは医療器具につき、下記の条件付きでの発送となります:
1)受け取りの際に医療従事者である証明および薬監証明が必要なことがございますが全てお客様の責任での対応となります。
2)発送は宅配が不可な為郵便局での発送となります。同梱なしをご選択をされておられますが、お客様にEMSもしくはPMIをご選択していただくため、ログイン画面から発送依頼をおかけください。
3)万が一滅却処分となった場合の事務手続き並びに手数料等は全てお客様の責任での対応となります。
知らんがな・・・.医療器具ではないと思うんだけどね・・・.まあ,そんなことは税関が決めることだから仕方なく発送手続きです.
スピアネットから現地時間7/29に出発して,8/9に届きました.
DNAを彷彿させるオシャレなデザインです.中を開けると実にシンプル.
まず23andmeのサイトで採取キットの登録を行います.採取キットにはバーコードが貼られていてその番号を登録することで,結果を閲覧できるようになります.登録の際にはいくつかのアンケートがあります.たぶん答えなくても良いんだと思いますが,遺伝解析に貢献するには情報をどんどん出すべきです.アンケートの一例としてはこのような感じ.
UCをrare diseaseだと思ってYesにしたんですが,後々のアンケート項目で,UCはrare diseaseではなく,単なるautoimmune disease扱いでした.
そういえばそうだね・・・.では気を取り直してDNAサンプルを採取していきたいと思います.説明書は当然英語ですが,難しくないです.
漏斗付きチューブに唾液を採取すればオッケーです.
こんな感じで蓋を閉めると何かしらの液体がチューブに流れ込む仕組みです.実に簡単です.
こんな感じで採取します.唾液を量産するために,梅干しをくんかくんかする怪しいプレイを繰り広げましたが,独り暮らしなので問題なかったです.
蓋を閉めて謎の液体と混ぜて,キャップを締めて・・・.
完成!簡単です.最後に,元々のパッケージに押し込んで終わりです.
これをパッケージ裏面に書いてある住所宛に送ればおしまいです.簡単ね!
まとめ
かかった費用は以下の通りです.23andmeが商品99USD+送料9.95USD=108.95USDで11123円(1USD=102.097JPY),スピアネットが送料41.23USD+転送手数料9USD+郵便局事務手数料5USD-ポイント使用5USD=50.23USDで5075円(1USD=101.051JPY),返送が小型包装物で330円,合わせて16528円でした.
結果が楽しみです.
201308222113追記
届いたようです.
Your sample was received at our laboratory on 08/22/2013 and is currently in the queue to go through DNA extraction and amplification.
楽しみです.
201308311027追記
解析が始まったようです.
Now for the good stuff! We started analyzing your DNA on 08/25/2013
During this stage, your DNA will be analyzed on a microarray. This may take a week to three weeks. Thank you for your patience.
楽しみです.
UC闘病記~アサコールによる寛解維持期13
- 2013年06月26日
- 闘病記
特に監視対象はありません.大きな変化がないように見張るだけです.特記なき場合は,体温・体重・血圧・脈拍は朝の測定,アサコールを朝晩2回で6錠(2400mg).
- 6月26日 37.1度,67.6kg,血圧133/84,脈拍86.いきなり風邪から始まる記録.
- 6月27日 36.5度,66.8kg,血圧117/78,脈拍74.
- 6月28日 36.2度,67.4kg,血圧122/82,脈拍71.
- 6月29日 36.5度,67.0kg,血圧113/81,脈拍78.
- 6月30日 36.6度,67.1kg,血圧119/83,脈拍72.ペン注82.
- 7月1日 36.4度,67.1kg,血圧119/81,脈拍76.
- 7月2日 36.3度,67.1kg,血圧122/79,脈拍70.
- 7月3日 36.5度,67.5kg,血圧123/82,脈拍73.下血.
- 7月4日 36.5度,67.2kg,血圧117/87,脈拍77.やや下血.
- 7月5日 36.3度,67.5kg,血圧127/82,脈拍72.
- 7月6日 36.4度,67.4kg,血圧125/80,脈拍72.ペン注83.
- 7月7日 36.6度,66.9kg,血圧127/80,脈拍72.
- 7月8日 36.5度,66.8kg,血圧119/83,脈拍80.
- 7月9日 36.4度,67.8kg,血圧118/78,脈拍73.
- 7月10日 36.3度,68.0kg,血圧120/82,脈拍79.
- 7月11日 36.4度,67.5kg,血圧122/76,脈拍72.
- 7月12日 36.5度,68.0kg,血圧120/79,脈拍72.UC的腹痛.ペン注84.
- 7月13日 36.8度,67.5kg,血圧123/78,脈拍76.ペン注85.
- 7月14日 36.5度,68.0kg,血圧118/79,脈拍74.下血.ペン注86.
- 7月15日 36.5度,67.0kg,血圧123/75,脈拍72.
- 7月16日 36.2度,67.5kg,血圧120/82,脈拍80.
- 7月17日 36.6度,68.0kg,血圧124/79,脈拍72.
- 7月18日 36.3度,67.3kg,血圧126/79,脈拍76.
- 7月20日 36.6度,67.9kg,血圧120/79,脈拍71.ペン注87.
- 7月21日 36.5度,67.6kg,血圧125/84,脈拍75.
- 7月22日 36.4度,67.5kg,血圧121/81,脈拍68.
- 7月23日 36.6度,67.4kg,血圧117/80,脈拍73.
- 7月25日 36.6度,68.0kg,血圧119/80,脈拍73.
- 7月26日 36.9度,68.0kg,血圧123/77,脈拍83.
- 7月27日 ペン注88.
- 7月28日 36.3度,68.5kg,血圧121/82,脈拍74.体重やばい.
- 7月29日 36.5度,67.3kg,血圧118/80,脈拍74.
- 7月30日 36.6度,67.7kg,血圧123/81,脈拍76.
- 8月1日 36.8度,68.0kg,血圧115/79,脈拍79.
- 8月2日 36.5度,68.8kg,血圧132/86,脈拍79.色々やばい.
- 8月3日 36.2度,68.4kg,血圧119/86,脈拍76.
- 8月4日 36.6度,67.9kg,血圧125/84,脈拍74.
- 8月7日 36.5度,68.4kg,血圧125/78,脈拍71.
- 8月9日 36.7度,68.5kg,血圧120/81,脈拍86.ペン注89.
- 8月10日 36.4度,68.3kg,血圧126/80,脈拍82.
- 8月11日 36.3度,67.7kg,血圧115/81,脈拍80.
- 8月12日 36.5度,68.4kg,血圧116/82,脈拍70.
- 8月13日 36.2度,68.8kg,血圧124/80,脈拍72.体重が減らなくてヤバイ.
- 8月14日 36.6度,68.5kg,血圧123/83,脈拍80.
- 8月15日 36.4度,68.4kg,血圧125/81,脈拍74.
- 8月16日 36.5度,68.6kg,血圧118/80,脈拍73.ペン注90.
- 8月17日 36.5度,68.2kg,血圧122/80,脈拍74.
- 8月18日 36.4度,68.5kg,血圧121/78,脈拍78.
- 8月24日 36.7度,69.0kg,血圧122/81,脈拍81.ペン注91.
- 8月25日 36.4度,68.7kg,血圧123/80,脈拍70.
- 8月26日 36.6度,68.1kg,血圧116/77,脈拍77.
- 8月31日 36.4度,68.3kg,血圧127/81,脈拍74.
- 9月1日 36.5度,69.0kg,血圧120/83,脈拍72.
- 9月2日 36.6度,69.0kg,血圧123/80,脈拍79.
- 9月3日 36.5度,68.7kg,血圧119/77,脈拍75.
- 9月4日 36.5度,69.1kg,血圧119/80,脈拍74.
- 9月5日 36.6度,69.1kg,血圧117/75,脈拍85.
- 9月6日 36.4度,68.8kg,血圧123/80,脈拍77.
- 9月8日 36.5度,69.2kg,血圧124/82,脈拍75.
- 9月9日 36.3度,69.7kg,血圧123/79,脈拍77.
- 9月10日 36.4度,69.4kg,血圧120/80,脈拍71.
- 9月11日 36.2度,69.0kg,血圧121/78,脈拍72.
- 9月12日 36.3度,69.1kg,血圧114/81,脈拍70.
- 9月13日 36.6度,68.7kg,血圧126/79,脈拍74.
- 9月15日 36.5度,68.7kg,血圧121/81,脈拍73.
- 9月16日 36.3度,68.2kg,血圧123/84,脈拍79.
- 9月17日 36.3度,68.3kg,血圧121/83,脈拍70.
- 9月18日 36.5度,69.3kg,血圧113/72,脈拍85.
- 9月19日 36.2度,69.3kg,血圧120/84,脈拍67.
- 9月22日 36.3度,68.5kg,血圧120/78,脈拍75.
- 9月23日 36.6度,68.8kg,血圧122/81,脈拍72.
- 9月24日 36.5度,68.3kg,血圧116/81,脈拍68.ペン坐1.
UC闘病記~アンコントローラブルな体調
- 2013年06月25日
- 闘病記
3ヶ月振りの通院です.前回から今回までは色々とあって,結果がどうなっているのかは非常に気がかりでした.暴飲暴食の極みに至っているので,UC発症時と同じような食生活をしているので,どうなるかと思ったのですが,結果が意外すぎました.
最早アンコントローラブルという言葉がピッタリです.暴飲暴食を繰返し,不規則かつ過労気味に仕事をして,精神を病んでいる人間の数値とは思えません.中性脂肪が前回の207から109に急落.尿酸が8.1から7.3に,リパーゼが46.5から33.6に下がっており,どこからどう見ても健康体です.CRPが0.89もあるのは,喉が痛いからだろうと思って帰宅したところ,完全に風邪っぽい状態になってきたので,妥当な変化かと思います.
つまり,まとめると,アンコントローラブルです.何をすると下がって,何をすると上がるのかが最早サッパリわかりません.禁酒も摂生も何の意味もないことが結果的に証明されました.仕事量も勤務時間も通勤時間も睡眠時間も何の影響も与えていません.この結果から僕が導き出せる結論はただ1つで,それは発症直後から常々主張している「心因性」以外の何ものでもないと思います.あらゆる根源は「ストレス」などを原因とする心因性であるといえると思います.ストレスフリーであれば,これ以上病気は増えないんじゃないかと思います.元気に過ごしたい.
それから,処方できるようになったと専らの噂だったペンタサ坐剤は処方されませんでした.まだ処方できないようでした.みんなが通院してるのはIBD専門だったり大学病院だったりですものね・・・.残念です.また次の機会に.
あと,ペンタサ注腸がもうすぐ期限切れになるので,特に調子が悪くないけど,捨てるのは勿体ないので,徐々に使っていくことになりました.めんどうくさい.週末使用でやろうと思ってます.
次回は定期TCFになります.ムーベンに負けない.むしろ,ラキソベロンに負けない.
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