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はじめての医療費控除の還付請求

  • 投稿: 2011年01月19日 23:48
  • 更新: 2011年02月09日 21:55
  • 雑記

昨年は医療機関とべったりだったので,1人暮らしの分際で医療費控除の対象になりました.医療費控除の対象となる要件は以下の通りです.

  1. 納税者が、自己又は自己と生計を一にする配偶者やその他の親族のために支払った医療費であること。
  2. その年の1月1日から12月31日までの間に支払った医療費であること。

No.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除)|所得税|国税庁

医療費控除の対象になる金額は以下のように算出されます.

医療費控除の対象となる金額は、次の式で計算した金額(最高で200万円)です。

(実際に支払った医療費の合計額-(1)の金額)-(2)の金額

  1. 保険金などで補てんされる金額
  2. 10万円(その年の総所得金額等が200万円未満の人は、総所得金額等5%の金額)

No.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除)|所得税|国税庁

保険金なので補てんされる金額には,生命保険による入院費給付金や高額療養費が含まれます.高額療養費は大ざっぱに言えば,1ヶ月に支払った医療費(病院毎,医科・歯科・調剤薬局別,入院・外来別)が2万円を超えると超えた分が戻ってきます.厳密には違いますが,大ざっぱにそういうことです.で,上の計算式を見れば分かる通り,支払った総医療費からそれらの補てんされる金額を差し引いたものが10万円を超えていると控除対象になります.一般的に考えて,1人暮らしで医療費控除対象になるのはなかなか難しいです.が,今回はめでたく(?)医療費控除対象になったので,全力で申請しようと思います.

準備

まず事前準備として,以下のものを準備します.

  • 住基カード
  • 電子証明書
  • ICカードリーダライタ

事前の準備 : 公的個人認証サービス ポータルサイト

住基カードと電子証明書は取得しました.ICカードリーダはパソリRC-S370を用意しました.

続いて,クライアントソフトのダウンロードをします.ところで,さっきから「住(民)基(本台帳)カード」だの「クライアントソフト(ウェア)」だの俗称が使われてますけど,公的機関のウェブサイトとして,この方針で良いんでしょうかね?仮にもgo.jpドメインなのに.

ところで,動作環境の確認で問題発生.こんにちはこんにちは.

対応するブラウザ

  • Internet Explorer 8.0
  • Internet Explorer 7.0
  • Internet Explorer 6.0 Service Pack 2, 1

Windowsをご利用の方 : 公的個人認証サービス ポータルサイト

うは.対応ブラウザがない・・・.基本的にFxかSafariかchromeを使っていて,IEは9が入っていたりするのです・・・.これは困った・・・.とりま,IE9で試みてみます.ソフトウェアのインストールが終わったので,JPKI利用者ソフトを立ち上げてみます.

まずは電子証明書の確認をしてみます.すると見事に動かないorz.ICカードに接続できないとかなんとか・・・.PCを再起動するも直らずどうしようかと思って,押せるボタンを押しまくってみたら,「知事の証明書」は正しく動いて,パスワードを要求されました.以降,「自分の証明書」も利用できるようになり,事なきを得ました.なんじゃぁこりゃぁ!!

e-Taxの準備

公的個人認証サービスの準備ができたので,引き続きe-Taxの準備を始めます.平成22年度分事前準備セットアップを実施します.続いて,利用者識別番号を取得します.えっと・・・なにこれ?何のための電子証明書?何なのかはわかりませんが,取得しないと先に進めないので,渋々取得を試みます.

・・・・・・.閉口せざるを得ない.なんですかこれは?ここまでですでに,住基カードの暗証番号(数字4桁),電子証明書のパスワード(英大文字数字混合8~16桁)と2つ設定しており,ここでさらに2つ設定しろと.しかも,方や英小文字数字混合8桁以上,方や半角数字6桁.なんなの?なんなのこれ?なんで必要なの?ねぇ?なんで?なんでこんなにパスワードがいるのかな??わっかんないなー.わからないけど,渋々とパスワードを2カ所設定して,進みます.

e-Taxによる医療費控除申請

あとは大きなトラブルはありません.嘘です.医療費控除で,治療ごとに,どこの病院でどんな治療をしていくら払っていくら補てんされたのかを入力していきます.まず,軽く面倒だったのが,病院の住所を調べることです.インターネットで検索すればいいのですが,町医者の住所を探したり,住所が画像ファイルになってるからコピペできなかったりなど,面倒くささ炸裂.さらに,入力欄の横に「行クリア」とかいうトラップボタンがあって,うっかり押すと一生懸命入力した項目が消えます.マジで.そのくせして,アンドゥないし.マジで許して下さい・・・.この入力があまりにも大変で,1時間以上かかりました.

こんな感じで,医療費控除額が算出されます.これで終わりと見せかけて,大事なことを忘れてはいけません.

これです.このボタンを押して5000円をゲットしないといけません!忘れがちです.忘れ去られがちです.なんつっても,ただでさえ分からない税申告で,目的以外のボタンなんて押したくないです・・・.とりま,押してみると,こうなります.

これでめでたく電子証明書等特別控除で5000円ゲットです!そうこうして,最終的な還付金が表示されました.

こんだけ頑張ったのに12800円って・・・.そんなもんですよね.

まとめ

ぶっちゃけ面倒です.電子申請だと領収書の提出が省略されるので,いちいち台紙に貼るのが面倒だと思って,電子申請にしました.ところがどっこい,入力が面倒でした.手書き最高です.ちなみに,衝撃的事実によれば,医療費合計と明細書(別紙)と領収書をまとめて封筒に入れて税務署に出すだけでいいらしい!ええ!!証拠書類は貼って出したような記憶があるんですが・・・.ぐふー.

さらに,ちょっと夢がない計算をしてみます.まず,住基カードと電子証明書,さらに申請書の郵送を合わせて1080円,区役所への往復で320円,パソリが2330円.足したら3730円.うーんうーん.びみょー!微妙だ.たしかに,電子申請で5000円もらえるから,差し引きではプラスだけど・・・.うーん.毎年申請する人なら,電子申請が便利かもしれません.滅多にやらない人は,面倒なだけかもしれません.

やっぱ税務署に行けば良かったorz.

201102092154追記:

書き忘れていましたが,2月4日付けで12800円が還付されました.2週間ちょっとで還付されましたので,迅速だと思います.でも,やっぱり税務署に行った方が楽だと思う・・・.

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