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バイオサイエンスで豊かな暮らし(’08) 第9回

  • 投稿: 2010年12月14日 23:27
  • 更新: 2010年12月14日 23:27
  • 教育

第9回は「バイオサイエンスI 遺伝子組み換え技術の誕生」です.毎度毎度ですが,バイオサイエンスは置いてけぼり感がすごいです.今回もちんぷんかんぷんでした.

DNAを分解する酵素,いわゆるDNaseは存在していたが,DNAをランダムに分解してしまい,一定の長さのDNA断片を調製することは不可能であった.アーバー博士が発見した制限酵素の利用によりDNAを特定の部位で切断し,DNA断片を取り出すことが可能となった.

遺伝子組換えが成功した要因は5つある.

1953年WatsonとCrickによりDNAの二重らせん構造が提唱され,生命現象を分子レベルで考えられるようになった.DNA上の遺伝子情報は複製され子孫に継承されるとともに,mRNAに転写され,リボソーム粒子上でtRNA関与のもとでアミノ酸配列へ翻訳され遺伝形質が発現する.この一連の流れは,DNA→RNA→タンパク質と一方向に起こり,ほとんどの生物に共通していることからセントラルドグマといわれている.

今日の遺伝子組換えは制限酵素によってDNA分子を特定の部位で切断し,分離できることに基づいている.制限酵素にはI型,II型,III型の3種類が知られているが,I型およびIII型の制限酵素は酵素学的にもまだ解明されていない部分が多く,実際の遺伝子操作には使用されていない.例えば,大腸菌の生産する制限酵素の1つであるEcoRIはGAATTCという6塩基配列を認識して,GとAの間を切断する.

細菌には染色体DNAのほかに,複製に必須の複製開始点を有し,染色体DNAとは独立して自律的ににDNAを増加させることのできる小型の環状のDNAが存在する場合があり,この小型の環状DNAをプラスミドと呼ぶ.

この図の見方が理解できないのですが,いや,ただ単に勉強不足なだけですが・・・.ゲノムサイズと遺伝子数の関係が分かりません.ゲノムサイズが大事なのか,遺伝子数が大事なのかがよく分かりません.むー.困りました.

1994年5月,日持ちの良いトマトが世界最初の遺伝子組換え食品として市販されて以来,遺伝子組換え作物の商業栽培が世界的に本格化し,2005年には世界の耕作面積の6.5%に匹敵する約9000万ヘクタールでダイズなどの組換え作物が栽培されている.ダイズはその60%が組換え体ダイズである.

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