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UC闘病記~尿酸値が異常値なのです

UCの定期通院で血液検査をしました.前回通院で,リパーゼが異常値だったので,全力で管理した結果,リパーゼ,アミラーゼともに正常値に下がりました.また,リパーゼに連動して中性脂肪も下がっているので,実に好ましい結果です.これで当面の入院はなくなりました.検査結果を見ても,異常値が実に少なく,健康体のように見えます.と,一切UCに触れていないのに,UC闘病記な件.

だがしかし,良くないことが判明しました.尿酸が異常値です.前回から異常値ではあったのですが,前回はちょっと飛び出ただけだったので,主治医も私も気に留めていませんでしたが,今回は完全にアウトです.しかも,検査開始時は6.7で,その後は常に上昇傾向を維持していて,今回8.3まで上昇していることがわかりました.主治医曰く,8を超えると食事指導で,9を超えると投薬治療らしいです.ですので,食事指導対象になりました.

調べによると,いわゆる帝王病らしいものがダメのようです.主に,プリン体というのがダメらしく,ビールのアレですよね.まぁ,ビール飲んでないんですが・・・.調べによりますと,他にも,レバーなどの肝類,椎茸,鰹節,イワシ,カツオ,アジ,エビなどがダメなようです.対して,野菜類はもちろんのこと,普通の肉は比較的大丈夫そうです.うーん.なかなか.好きなものほど,ダメになっていく.

というわけで,次回通院までは尿酸値をコントロールします.また,次回は全大腸内視鏡(TCF)検査が予定されているので,前日から,アレです.また,ムーベンを飲みまくるアトラクションですね.また,がんばる.

UC闘病記~リパーゼとアミラーゼが異常値なのです

UCの定期通院で血液検査をしました.アサコールに変わってからの経過の良さで,ぶっちゃけ,血液検査も問題ないだろうと思っていました.実際,UC関連の数値はそこそこで,ペンタサ注腸を止めている状態としてはすごく良い感じでした.だがしかし,膵臓がおかしいです.リパーゼとアミラーゼが再び異常値に突入しました.過去の記録によると,UC真っ盛りで異常値だらけだった昨年7月20日に,アミラーゼが129IU/L,リパーゼが251.7IU/Lとなっていました.しかしその後は,アミラーゼもリパーゼも正常域まで下がり,問題がなかったのですが,アサコールに変わって初めての血液検査で再び異常値に突入しました.アミラーゼが前回56から116と倍に,リパーゼが前回31.3から185.8と6倍になりました.しかも,リパーゼは上限値の3倍というハイスコアを記録しました.なお,CRPは前回から微減の0.26mg/dlです.

で,これがちょっと穏やかではなく,アミラーゼは膵臓の指標ではあるものの,色々な要因で上昇するらしいのですが,リパーゼは膵臓以外で変化することは少ないようです.UCの合併症とアサコールの副作用を考えると,真っ先に疑われるのは急性膵炎です.膵炎だと考えるとCRPがなかなか下がらないのも納得できます.ただ,数値的には急性膵炎といえるほど高くないです.急性膵炎はどうもアルコールが原因で発症することが多いようでして・・・.ここのところ,実にアサコールが絶好調だったので,比較的調子こいて飲んでいたのは否めないわけで,その所為で上がっている可能性が否定できません.

ということで,主治医からは「節酒勧告」をされました.「禁酒」と言わない辺りがUC患者をよく分かっていると思います.主治医によると,膵炎の主たる症状としては吐き気や背中痛などがあるそうで,これが出たら1ヶ月程度の即入院になるらしいですし,重症化すると死亡率30%とか鬼なので,マジでびびってます.UCじゃそう簡単には死なないからね.ですので,チキンなオレとしては再び,禁酒を始めようかと思っています.残念なことにすでにいくつかの飲み会が突き刺さっているので,その分は節度を持って控えめに飲むことにします.

まぁ,ぶっちゃけ,過去最悪値よりは低いのでなんとかなるんじゃないかと信じています.それよりは,なぜ上がったかの方が気がかりです.

UC闘病記~アサコールによる寛解維持期

ペンタサ注腸からの離脱に成功したので,節酒しながら経過観察し,アサコールによる寛解維持を目指します.特記なき場合は,体温・体重・血圧・脈拍は朝の測定,アサコールは6錠(2400mg)/日を朝昼晩の3回で,便1回.

  • 5月18日 36.4度,66.2kg,血圧128/79,脈拍78.
  • 5月19日 36.2度,66.9kg,血圧112/80,脈拍72.
  • 5月20日 36.6度,66.7kg,血圧124/80,脈拍73.
  • 5月21日 36.5度,66.5kg,血圧123/78,脈拍79.
  • 5月22日 36.7度,66.5kg,血圧120/77,脈拍75.
  • 5月23日 36.5度,66.2kg,血圧115/78,脈拍76.
  • 5月24日 36.4度,66.8kg,血圧122/79,脈拍72.
  • 5月25日 36.5度,67.2kg,血圧119/80,脈拍74.
  • 5月26日 36.5度,66.9kg,血圧123/82,脈拍70.
  • 5月27日 36.3度,66.6kg,血圧126/77,脈拍70.
  • 5月28日 36.4度,67.2kg,血圧122/81,脈拍71.
  • 5月29日 36.5度,66.5kg,血圧125/75,脈拍72.便秘.
  • 5月30日 36.4度,66.1kg,血圧124/80,脈拍69.
  • 5月31日 36.4度,66.7kg,血圧116/78,脈拍67.
  • 6月1日 36.6度,66.6kg,血圧118/80,脈拍72.
  • 6月2日 36.3度,66.9kg,血圧118/79,脈拍68.
  • 6月3日 36.4度,66.8kg,血圧121/79,脈拍68.
  • 6月4日 36.6度,66.5kg,血圧128/76,脈拍78.
  • 6月5日 36.6度,67.0kg,血圧129/79,脈拍67.
  • 6月6日 36.4度,67.1kg,血圧125/83,脈拍77.
  • 6月7日 36.7度,67.1kg,血圧118/80,脈拍73.
  • 6月8日 36.4度,66.6kg,血圧124/77,脈拍73.
  • 6月9日 36.4度,66.5kg,血圧117/79,脈拍79.昨晩,37.4度の微熱.
  • 6月10日 36.5度,67.7kg,血圧123/78,脈拍73.背中が痛い.
  • 6月11日 36.5度,67.0kg,血圧123/80,脈拍77.
  • 6月12日 36.3度,66.7kg,血圧115/76,脈拍71.右脇から下に5cmくらいのところが痛い.
  • 6月13日 36.5度,66.6kg,血圧125/76,脈拍71.背中が痛いのは治った.
  • 6月14日 36.5度,66.8kg,血圧123/76,脈拍70.脇が痛いのも治った.
  • 6月15日 36.1度,66.4kg,血圧115/79,脈拍73.
  • 6月16日 36.4度,66.5kg,血圧120/78,脈拍73.
  • 6月17日 36.6度,66.8kg,血圧123/76,脈拍70.
  • 6月18日 36.5度,66.9kg,血圧125/81,脈拍67.
  • 6月19日 36.5度,66.6kg,血圧119/78,脈拍74.
  • 6月20日 36.5度,66.5kg,血圧119/81,脈拍75.
  • 6月21日 36.6度,66.3kg,血圧122/78,脈拍81.
  • 6月22日 36.4度,66.7kg,血圧114/79,脈拍75.
  • 6月23日 36.6度,67.0kg,血圧125/76,脈拍74.
  • 6月24日 36.3度,67.0kg,血圧120/79,脈拍73.
  • 6月25日 36.3度,66.9kg,血圧117/74,脈拍72.
  • 6月26日 36.4度,66.3kg,血圧114/75,脈拍73.
  • 6月27日 36.6度,66.5kg,血圧126/80,脈拍81.下痢.
  • 6月28日 36.7度,66.1kg,血圧117/74,脈拍77.下痢.
  • 6月29日 36.4度,64.5kg,血圧126/76,脈拍75.一昨日からの下痢で体重激減.
  • 6月30日 36.6度,64.4kg,血圧126/77,脈拍66.下痢.
  • 7月1日 36.7度.やや下痢.
  • 7月2日 35.9度.
  • 7月3日 36.4度.やや下痢.
  • 7月4日 36.5度,66.1kg,血圧123/78,脈拍79.
  • 7月5日 36.6度,62.9kg,血圧119/79,脈拍78.原因不明で体重激減.
  • 7月6日 36.4度,66.6kg,血圧113/78,脈拍75.原因不明で体重激増.
  • 7月7日 36.6度,66.2kg,血圧119/78,脈拍76.
  • 7月8日 36.6度,66.7kg,血圧116/77,脈拍73.
  • 7月9日 36.6度,67.5kg,血圧124/74,脈拍71.昨晩はビカスさんをいっぱい食べた.
  • 7月10日 36.7度,66.7kg,血圧120/74,脈拍75.
  • 7月11日 36.5度,66.7kg,血圧117/72,脈拍72.
  • 7月12日 36.5度,66.6kg,血圧125/77,脈拍72.
  • 7月13日 36.6度,66.9kg,血圧123/79,脈拍76.
  • 7月14日 36.5度,67.7kg,血圧126/74,脈拍73.
  • 7月15日 36.5度,67.6kg,血圧126/76,脈拍76.
  • 7月16日 36.4度,67.0kg,血圧122/78,脈拍79.
  • 7月17日 36.5度,66.6kg,血圧120/77,脈拍79.
  • 7月18日 36.5度,66.4kg,血圧118/74,脈拍77.
  • 7月19日 36.5度,66.3kg,血圧110/77,脈拍76.

7月3日 36.4度.やや下痢.

 

アサコールから2週間の経過報告

前回の通院で,ペンタサからアサコールに切り替わり,ペンタサ注腸からの離脱を試みています.アサコール変わって2週間が経過したので,経過報告をしたいと思います.

アサコールは遠位大腸に効くか

アサコールはペンタサとDDSが異なり,大腸に入ってから溶け出すように工夫されているそうです.そのため,ペンタサに比べて遠位大腸での効果が期待されます.これは確かにその通りのような気がします.ペンタサでペンタサ注腸からの離脱を試みていた時は,最長でも8日間しか持たず,平均すると4日程度が精々でした.そこでペンタサ注腸を用いると症状が緩和することから,ペンタサは遠位大腸での効果が不十分のようでした.対して,アサコールは1週間経っても調子が下り坂にならず,現在もペンタサ注腸は使っていません.これは明確に遠位大腸で効果が出ているものと思われます.

アサコールは溶けるか

3月30日にアサコールが溶けずにそのまま出てきたことを観測しました.溶けようとはしたようで,ぷよぷよしてましたが,中身は全く出ていませんでした.観測できたのは1粒だけでしたが,少なくとも400mg分のメラサジンが放出されていないことを確認しました.その後も,4月4日と8日に1粒ずつ観測しています.これについては観察を継続中ですが,そのような状況であっても前述のように調子が悪くならないので,まぁいいかなと思っています.溶けてないんだから効果がないと思うんだけど,調子がいいってのは謎.

アサコールは全大腸炎型にも効果があるか

これはCF検査をしないとわかりませんが,アサコールが大腸で溶け始めることと,溶けずに出てきたことを考えると,上部で効果を発揮しているとはにわかに信じられません.今のところ問題はないので良いですが,全大腸炎型に対してアサコール単体で挑むのは難しそうな気がします.アサコールとペンタサのハイブリッドがあればいいのに・・・.もしくは併用とか.

アサコールはプラセボをもたらすか

どうもアサコールの薬効が完全に発揮されているとは思いにくいです.にもかかわらず,調子が下り坂にならないのは,プラセボ効果でしょうか?少なくとも,今のところでいえば,ペンタサ単体よりも遙かに調子がいいです.メラサジンの血液吸収が減ったからでしょうか?わかりません.

これがアサコールだ!

明日から主力処方薬がペンタサ500mgからアサコール400mgに変わります.ですので,お薬を紹介したいと思います.

これが協和発酵キリンが販売しているメラサジン錠のアサコール錠400mgです.アサコールは日本では2009年に承認された比較的新しい薬で,2011年1月から長期処方が可能になったばかりです.主に下部消化器管で効果を発揮するとされています.

アサコールはペンタサと同じ5ASA製剤ですが,DDSが異なっています.ペンタサは小腸から溶け始めるのに対して,アサコールは回腸(小腸)末端から溶け始めます.そのため,患部である大腸に多くの薬剤を届けることを可能にしています.また,小腸で溶けにくいアサコールは血液に吸収される可能性が低く,血中濃度はペンタサと比べて100分の1以下のようです.基本的に5ASAは患部に直接働きかけるので,血中に溶け出しても効果はない(と思う)はずです.そう考えると,5ASAで十分な治療効果が得られていたので,アサコールにすることでより効果が得やすくなるのではないかという期待があります.

一方,アサコールは回腸末端から溶け始めるので,大腸上部に効きにくいという話も聞きます.私は全大腸炎型で,前回のTCF検査では上行結腸にも炎症が残っていたので,やや不安ではあります.しかしながら,ペン注から離脱できないところから考えると,直腸やS状結腸,下行結腸の影響が強いように思われます.そうなってくれば,アサコールの活躍が期待されるところです.

さて,そんなアサコールですが,標準的寛解維持量として1日2400mgを3回に分けて摂取することになっていますので,2錠ずつ3回飲むことになるわけです.ペンタサは1日2000mgを2回だったので,2錠ずつ2回飲んでいました.薬を飲む量自体は単純に増えます.より多くの薬剤を送り込めるなら,減っても良いと思うのですが・・・.

左がペンタサで右がアサコールです.粒が明らかに小さいです.DDSの所為で,この錠剤が溶けずにそのまま出てくるとか,破片が混在して出てくるとか,なかなかにホラーな話を聞きます.どうなることやら・・・.

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