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はじめての住基カードと電子証明書

年度末が押し迫ってきました.確定申告のシーズンですね.税務署の混雑はカオスです.博士課程在学中に2回ほど確定申告と源泉徴収の還付請求をしたことがありますが,なかなか面倒でした.最近は,e-Taxなるものがあって,電子申請ができるようです.良い時代ですね.というわけで,e-Taxを使うと最高5000円の税額控除があるらしく,しかも今年度申告分までらしいので,全力で試してみたい!(「平成22年分の所得税の確定申告を本人の電子署名及び電子証明書を付して、申告期限内にe-Taxで行うと」という前書きが気になるけど気づかなかった方向で行きたいと思う)というわけで,e-Taxに必要な住基カードと電子証明書を入手してみました.

住基カードの入手

住基カードは市区町村毎のようですので,今回は文京区に申請します.即日発行はできないことに注意が必要です.手続きとしては,住基カード交付申請書を窓口または郵送で提出します.その際に,顔写真ありか顔写真なしかを選びます.顔写真ありだと公的な身分証明書として利用できるようですが,運転免許証もパスポートもあるので,というか顔写真のストックがないので,今回は顔写真なしを選択しました.申請書は郵送で1月8日に投函しました.すると,1月12日に以下のような交付通知書が届きました.

この手続きは,要するには申請者がこの郵便を受け取れるかどうかを試しているだけのようです.たぶん,技術的には即日発行もできるんでしょう.

住基カードはこんな感じです.QRコードの内容は「写真なし」というテキストでした.住基カードの交付に際して,数字4桁のパスワードを設定します.これは住民票を取り出すときとかに使うようです.しかし,住基カードが使える交付機が1台しかないと窓口の方は言っていました.非実用的です.発行手数料は500円です.なお,住基カードの有効期限は10年ですが,後述する電子証明書の有効期限は3年です.ちぐはぐです.発行日は交付申請を受け付けた日になるようです.ふーん.

電子証明書の入手

住基カードを手に入れたら,e-Taxのために電子証明書も入手します.発行された住基カードを持って,別の窓口に行きます.ここでは説明を聞いて,交付申請書を書きます.ここで,再びパスワードの設定をします.今度は英数字混合可能で4~16文字です.ただし,英字は大文字に限るようです.なお,発行手数料は500円です.

まとめ

簡単に手続きできます.申請から3営業日くらいで発行を受けられそうです.パスワードを覚えておけるかが問題でしょう.

来る年2011

昨年中は大変お世話になりました.今年1年もよろしくお願いいたします.

さて,今年の目標を掲げたいと思います.テーマは「生き残る年2011」です.いろんな意味で.

  1. 病気に負けない
  2. みなさまから頂いたご恩をお返しする
  3. 2010年よりもがんばる

今年は控えめに以上3点を目標としたいと思います.

目標1は言わずもがなですが,病気に負けないようにしたいと思います.特に,UCは初回発作の後に寛解期となっており,このまま寛解期を長期間維持するのが当面の目標です.また,過去の例からみれば,別の病気に苛まれる可能性もあると思いますので,そのような病気に負けないように善処していく所存です.たまに,へこたれるかもしれませんが.

昨年,みなさまから多大なるご恩を頂きました.目標2では,その頂いたご恩に報いたいと考えています.少しずつ返していくんだい!

目標3は単純で,昨年は全然がんばっていなかったので,今年は昨年よりもがんばりたいと思います.がんばれなければ,どうなっちゃうのボク.

以上,普通の人から見たら「当たり前田のクラッカー」と言われかねない目標ですが,こつこつと着実に目標達成に向けた努力を積み重ねていきたいと思います.

こんな4403ですが,今年も精一杯地道に生きて参りますので,何卒よろしくお願い申し上げます.

行く年2010

わずか30年の短い人生ではありますが,最も辛い1年でした.まずは,今年の目標が達成できたかどうかを確認しましょう.

  1. キッチン用品を充実させ,料理スキルをグイグイ伸ばす
  2. SKI2010に参加する
  3. 受講した科目については必ず単位を取る
  4. 適正体重に近づくように善処する

来る年2010 – 4403 is written(終了しました)

キッチン用品としては,オーブンレンジを購入しました.フードプロセッサは購入していません.マシュマロもレアチーズケーキも作っていませんが,グラタンとハヤシライスを調理できるようになりました.1年の1/3程度は料理をする意欲がなかったので,仕方がないような気もします.未達成ということで.

SKI2010には参加できませんでした.年初は昨年末に負った火傷の影響が残り,結局2月頃まで治りませんでした.2月に入ると海外出張があり,3月には入院を控えていたため,予定を調整することができませんでした.残念ながら,SKI2010への参加は叶いませんでした.スキーを始めてから,初めてスキーに行かなかったシーズンです.残念でした.

3番目の目標は放送大学での目標ですが,これは達成できています.放送大学で初めて@をとりました.この調子で2学期の単位認定試験も頑張りたいです.

(身長-100)*0.9で求められる数値が適正体重であるならば,大幅に接近しました.事実,本年はピークである72kgから65kgまで体重が減りました.そのため,ある意味では目標を達成していると言えましょう.しかし,期せずして体重が減ったわけで,減量に成功したわけではありません.

ご存じのように,本年6月から体調を大きく崩し,7月には潰瘍性大腸炎と診断を受けました.確定診断までの間には,有効な治療を何も行うことができず,病に蝕まれるまま状態が悪化していきました.このわずか1ヶ月の間に,実に7kgも体重が減少しました.有効な治療が始まるまでの間は,実に何もすることができず,薬を処方されても全く効かないか気休め程度で,真に死を意識しました.しかし,人間という生き物はなかなかにしぶとく,あんなに辛い状態であってもあの程度では死にはしないのです.死にもしない,治りもしない,でも状態は着々と悪化していく,という地獄のような期間を過ごし,有効な治療が開始されて約2週間で効果が現れ,4週間で大幅に改善されました.現在は状態も安定し,寛解期を維持しています.体重は66kg台を安定して維持しています.このまま寛解状態で押し切って,初回発作型のまま人生を全うしたく思っています.

3月には人生初の入院生活ならびに外科手術を経験しました.初めてということでかなり緊張しましたが,結果的には大変良好で,12月に完治となりました.あとは,欠損部の骨が出来上がるのをひたすらに待つだけです.これは数年単位で,欠損量が多いため,3年くらいと見積もられています.この入院中に,4名もの方がお見舞いに来て下さって,大変嬉しかったです.今になって思えば,この後にUCを発症したので,闘病元年の序章に過ぎなかったといえましょう.

それにしても,以下のことは実現してしましました.

今年は仕事がらみの目標が一切含まれていないのが特徴です.たぶん,生きるだけで精一杯な気がする.健康は大事だよね.

来る年2010 – 4403 is written(終了しました)

この頃から何かを感じ取っていたのか,はたまた有言実行で言霊が働いたのか・・・.わかりませんが,本当に生きるだけで精一杯な1年でした.

ところで,たぶんどこにも書いていないので,関係者以外の方はご存じないと思うので,ここで初めて公表します.私の誕生日が7月31日であることはあまりにも有名ですが,今年の誕生日付近は絶賛闘病中でした.基本的に構ってちゃんなので,Twitter上でも何回か誕生日は7月31日である旨の告知をしていたのですが,体調も体調でアレがアレなので,今年は誰も構ってくれないんだろうなぁと思って,7月31日はネガツイを流す予定でした.しかし!しかしだ!そんなこんなの7月27日.某打合せがあったので行ってみると,打合せらしからぬ建物に連れて行かれ,実は打合せではなくサプライズパーティーだったのです.この日は,驚くべきことに,忙しい中しかも遠方からも,17名(しかも女性が5名も!)ものみなさまが集まって下さっていました.陳腐な言葉ですが,超うれしかったです!思い出いっぱい,胸いっぱいです.感謝してもしてもし尽くせない思いでいっぱいです.本当にありがとうございました.

今年1年,本当に何もできないダメ人間でした.そんなダメ人間を支えて下さったみなさまには,本当に感謝しています.戴いた優しさは,自分の優しさとして返していきたいと思います.受けた恩は必ず返すんだからねっ!

豊かな心を育むために読むべき10冊の本

少し乗り遅れていますが,「○○が読むべき10冊」とかいうタイトルが流行っていたので,便乗してみます.題して「豊かな心を育むために読むべき10冊」です.では,10冊ほど挙げさせて頂きます.

異論は認めない.

とくダネ!のIBS特集が酷かった件

2010年12月2日のとくダネ!でIBSが特集されていたが,その番組作成の姿勢が酷かったので言及しておく.

番組の貢献

番組の貢献として,IBSを広く世に知らしめたことが挙げられる.IBSは過敏性腸症候群という病気であり,ストレスや緊張などにより,腹痛・下痢・便秘などを引き起こす病気である.IBSに関する情報はアステラス製薬のIBSネットを参照すると良い.身近なIBS患者の例を挙げると,ちびまる子ちゃんの山根くんが挙げられると思う.作中ではIBSなどの病名は触れられていないが,症状から考えてIBSである可能性は非常に高い.つまり,一般的な認識として「胃腸が弱い」程度に思われており,体質と思い込まれている面もある.そのような状況にあって,IBSという病気があることを社会に広く知らしめる行為は,価値があると思う.

問題点

番組ではいくつかの事実を伝えていた.

これらは事実であり,問題はない.しかし,その番組作成の姿勢が酷かった.

まず,男性よりも女性にIBS患者が多いのは事実である.番組では,女性を取材し,IBSを説明していた.これだけみれば問題はない.女性に多い病気なのだから,女性を取材するのに,なんら問題はない.

次に,イリボーという特効薬があることも事実である.イリボーはアステラス製薬が発売している下痢型IBS治療薬である.これはかなり効くらしく,私も処方されたことがある.ただし,私はIBSではなくIBD-UCだったので,効果は限定的で,副作用の方が強かった.それはそれとして,このイリボーの説明には男性患者が取材されていた.女性だけの病気ではないので,男性に取材することもあるでしょう.

最後に,IBSには下痢型だけではなく便秘型や混合型があるのも事実である.ここで再び女性を取材し,便秘型の説明をするとともに,腸の説明をしていた.便秘型は女性に多く,これも取材としては問題がないように思われる.

さて,一見すると問題がないような気がする.しかし,大問題がある.それは特効薬として紹介されていたイリボーは男性にしか処方できないことである.イリボーの添付文書には以下のように明記されている.

現時点で得られている臨床成績では、女性における本剤の有効性は認められず副作用発現率が高いことから、本剤を女性に対して投与しないこと。(「臨床成績」の項参照)

イリボー錠2.5μg/ イリボー錠5μg

強調部分は筆者による強調である.つまり,イリボーがIBSの特効薬であることは間違いないと思われる(実際にかなりの効果が期待されるらしい)のだが,女性には使えない旨は番組中では触れられていなかった.そして,前後の文脈から,IBSは女性に多い病気として取り上げられており,当然ながら,イリボーは女性IBS患者にも有効であるかのような番組構成となっていた.

まとめ

つまり,番組の問題点を整理すると,以下のようになる.

  • イリボーがIBS全体に有効な特効薬であるかのような内容であった
  • イリボーが女性IBS患者に適用できない旨の説明はなかった
  • イリボーが下痢型IBS以外には適用されない旨の説明もなかった

以上のような説明が欠落しており,番組を見た視聴者は「イリボーでIBSにさよならー!」と勘違いする可能性が高い.しかし,これはとくダネ!の所為ではないかもしれない.何故なら,アステラス製薬のイリボー押し広告だった可能性がありそうだからだ.そうだとすれば,あの内容は納得できる.アステラス製薬はIBSにご執心のようで,CMを流したりしていたし,IBSネットもアステラス製薬のものである.別に,アステラス製薬が悪いとは思わないし,イリボーに効果が無いとも思わないけど,メディアとして放送する以上は,ちゃんと情報を発信して欲しいと思う.

まぁ,とくダネ!は情報プレゼンショーですから,報道番組じゃないので,どっちかっていうとバラエティのノリなんでしょうね.おもしろおかしくというとこなのでしょう.つまりまとめると,とくダネ!のような番組もあるので,テレビで言われているような内容は,どんなに真面目な内容だったとしても,疑って見て,鵜呑みにしないようにしましょうと言うことです.IBSのことはお医者さんまたは薬剤師におたずね下さい.というか,実際のIBS患者にお尋ね下さい.自分の病気のことはその人が1番よく知ってます.

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