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知られざる大学教員の生態

  • 投稿: 2012年03月31日 12:21
  • 更新: 2012年03月31日 12:21
  • 雑記

このエントリは知られざる大学教員の実態とコンプリメンタリの関係にあります.このようなおちゃらけネタエントリと対をなすことで,事実かどうか分からなくする目的があります.人それぞれ,何かしら考える機会にはなったんじゃないかなと思います.それぞれが思ったことは,それぞれ,その通りじゃないかなと思います.

このエントリでは,私が見聞きした,大学教員の生態を赤裸々に暴露したいと 思います.ただし,全てフィクションであり空想であり妄想です.所属機関とは一切関係ありませんし,特定の人物とは一切関係ありません.信じるかどうか は,あなた次第であると言えましょう.事実は小説よりも奇なり.

大学教員はヌクモリティを求めている

大学教員は孤独で寂しいので,いつも話し相手を求めています.一般的に,その解は学会に求められます.学会はその分野の専門家で構成される組織ですので,何かと話が合う人が大勢います.大学教員はいくつかの学会に所属し,その中にある研究会に所属しています.また,セミナーや会議などもあり,多くの専門家が集まります.こういったイベントは,大学教員が出て来やすいように,春休みや夏休みに設定されていることが多く,それ故に,大学教員は嬉々として参加します.みんながいると楽しいのです.本当は大学の授業でも,嬉々としてそういう話をしたいのですが,カリキュラム上の理由でできません.ですから,授業後に質問しにきた学生は,話したくて話したくてうずうずしている大学教員に捕まってしまうのです.自然のことわりです.

大学教員は嗅覚が鋭い

大学教員の研究能力の高さは専門にだけ特化しているわけではなく,全般的にその能力を発揮します.そのため,学会出張で初めて行く土地に関することもよくリサーチしています.何を食べたらいいか,どこへ行ったらいいか,すべてを調査してから出張します.そのせいで,単独行動していたのに,お店で知り合いにばったり会うなんていうことは日常茶飯事です.珍しいことではありません.

この能力は夜にも発揮されます.初めての土地であるにも関わらず,どこの居酒屋が夜遅くまでやっているかとか,どこの店が美味しいとか,全て調査済みです.しかも,情報共有せずとも,各人がその情報を独立に入手するので,夜が深まって2軒目3軒目と移動していくに連れて,「あれ?ここで飲んでたんですか!合流していいですか?」となって,仲間がどんどん増えていくという不可思議現象が頻繁に発生します.これをアカデミックの群化と呼んでいるという話は聞いたことがありませんけど,面白いから流行らせましょう.

大学教員は寝ない

大学教員は日頃のハードワークに耐える仕様になっているので,寝なくても平気なようです.学会出張すると,話し相手がいっぱいいるので,夜な夜な飲み歩きます.一晩ならいざ知らず,シンポジウムだと2,3日連続開催していたりしますが,至極当然のように,夜な夜な飲みます.飲み歩くだけならよいのですが,朝5時まで飲むなんてことは珍しいことではありません.しかし,早朝まで飲んでいたにもかかわらず,数時間後の早朝のセッションに,不思議と開始前にしれっと会場にいて,なんか作業をしていたりします.しかも,そのまま1日学会に出席して,夜な夜な飲む・・・そんなことを数日繰り返したりします.大学教員にとって,寝ることよりも,仲間と話をすることのプライオリティの方が圧倒的に高いのです.日頃のハードワークは,この時のための訓練のようなものです.

大学教員はとにかく飲む

大学教員は基本的に孤独なので,飲み会があると全力で参加します.翌日に仕事があろうが,出張があろうが,関係なく,終電まで飲みます.何時に始まろうが,終電まで飲みます.みなさん忙しい方が多いので,22時をすぎてから合流してくる人もいます.そんな時間からでも寂しいので,構ってもらいにきます.そして,終電まで飲みます.

研究者は他大学の先生や企業の方などと連携して研究を進めることがあります.そのため,学外に出向いて打合せをすることもあります.外部の方と打ち合わせをして,いい時間に終わったりすると,「じゃぁ行きますか!」ってなります.世の常です.そのため,夕方16時から会議が始まるように設定することがあります.終わり次第,即座に飲みに行くためです.そして,飲みます.もうここまでくると,打合せが目的か,飲むのが目的かわかりません.でも,本当の打合せが飲み会の中盤から終盤に訪れたりするのは,一般的なビジネスと同じなのではないでしょうか.飲んでる時間の長さが全然違いますが.

大学教員は旅行が好き

学会は様々な場所で開催されます.都内もあれば,地方もあります.国際会議は海外で開催され,ハワイやリゾート地で開催されることもあります.大学教員ともなれば,そこそこの会議であれば,大抵通すことができるレベルにあります.そのため,開催地で会議を選ぶという手段をとることも容易です.例えば,行ったことがないからプラハの会議に出すとか,オクトーバーフェストの時期のミュンヘンの会議を探すとか・・・.国内会議であれば,査読なしの場合も多くありますので,道後温泉がいいなとか,沖縄いいなとかで,投稿先を選ぶこともできます.

しかし,職務として出張する以上,観光ばかりをするわけにはいきません.そのため,高度な検索能力を発揮し,綿密な計画を立てることで,超高効率に楽しむことを目指します.もちろん,職務は一切の手抜きをしません.ランチついでにどこかを見てくるとか,セッション終了後から夜の飲み会までの間にちょっと観光するとか,帰路につくまでの間に観光するとか,セッション開始前に早起きして散歩するとか・・・.この適応能力の高さが大学教員なのでしょう.

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