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SmartARをみてきた

  • 投稿: 2011年05月22日 20:30
  • 更新: 2012年07月03日 11:24
  • レビュー

5月20日から22日まで銀座ソニービルのOPUSで行われていたSmartARの技術展示を見てきた.

もっと広いスペースで,プレゼンテーションステージがあったりするのかと思ってましたが,至ってシンプルな技術展示でした.小さく8カ所に別れていて,Xperia Arcにデモソフトを入れ込んで実際に体験できるようになっていました.

雑感としては,技術先行でアプリケーションはこれから考えていくという感じのようです.

akio911さんのレポートを見ればどんな展示だったかはわかります.見せ方の問題ですが,個人的にはキャプチャした瞬間の平面に対してARがそのまま表示されるというのはいかがかと思いました.マーカレスARを売りにしているので,そういうデモなんでしょうが,実際にサービス展開するときは,特にメニューのやつなんかは,オブジェクト部分をタッチしたらAR表示すべき情報が全画面表示される方が良いんじゃないかなって思いました.コーヒーショップのメニューのやつはズームインしましたが,固定倍率で,ピンチで拡大縮小とかできなかったです.まだ,仕方がないか.

どのデモもアプリケーションとしてグッと来るものがなかったんですが,唯一「あー」って思ったのは,中央のデモでした.中央のデモでは,モノクロ(セピア調だったかな?)のポスターをARでカラーにするとか,広告を表示するとかそういうデモをやっていて,(展示説明員さんの個人的な意見として)応用に電車内中吊り広告があると言っていて,なるほどって思いました.

ちなみに,信頼度の設定をどうしているのか知らない(認識対象が高々1つなので)ですが,対象領域の1/4程度が認識されるとターゲットされます.追従性も認識速度も申し分ないレベルで,空間平面の破綻も通常利用では起きていませんでした.もちろん,高速に振るとおかしくなりますがw.

結果的にマーカレスARゴリ押しのプレスリリースになっていますが,実はそういう技術じゃなくて,マーカARにも対応しているんだそうです.ですので,臨機応変に適用場面に合わせて使い分けることが可能なんだそうです.確かに,マーカレスARとマーカARは排他的な関係ではないと思うので,良いと思います.

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