- 投稿: 2014年12月16日 16:27
- 更新: 2014年12月16日 16:27
- 闘病記
UCの定期通院でしたが,職場近くの病院に転院しました.前はある程度大きな病院でしたが,今度は町医者です.のんびり治療するんだ.おかげさまで,診察から薬局で薬をもらうまで,1時間もかかりません.これは良いですね.ついで,紹介状などの医療所見と自己告知から,相当調子が良いことは伝わったようで,アサコールは減量になって,朝晩2回2錠ずつで1600mgになりました.また,ビオフェルミンもなしになりました.どちらも影響はこれから測ります.何事もダイエットは大事です.
さて,特定疾患のというか難病の新しい医療券が届いていますね.僕は一般所得IIに位置付けられまして既認定者の経過措置で月の上限額は10000円になりました.今日の通院でかかった費用は,病院が診察のみで3500円(10割負担),薬局がアサコール360錠で33390円(10割負担)でした.ここから新制度での負担をシミュレーションしましょう.
新しい医療費助成制度では,患者負担2割,公費負担1割の3割負担となります.よって,今月の通院をモデルにすると,(3500+33390)/10*2=7378円となり,月額上限の10000円を超えません.今月の通院は僕にとっての標準的な通院モデルですので,どうやら上限に届かないようです.じゃぁ医療券いらないじゃんって思ったんですが,それは早計で,医療券のおかげで負担額が2割になっているので,3割負担の場合は11067円なので,恩恵を享受しています.
しかし一方で,これまでの月額上限は5770円だったので,患者の負担額は確実に増えています.一番のインパクトは薬代が掛かることになったことです.難病治療薬はその希少性からそもそも薬価が高く,ジェネリック薬も少ないのが現状です.また,多くの患者が(厚労省の認可が)最新の薬を使っており,その薬価は驚愕です.そのため,私は月額上限に届きませんが,多くの患者が月額上限を容易に突破してくるものと思います.ということは,やはり,総じて,患者負担増にしか見えないのです.
新しく難病の範囲を広げたのだから,公平配分だと言われればそのようにも感じますが,難病患者同士での公平配分であり,健常者は負担者に含まれていませんので,公平といえるのでしょうか.僕には泥仕合のようにしか思えません.これが少子高齢化で医療費の増大が予想される先進国日本のとる立場なのでしょうか.学の無い僕にはわかりません.
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