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WordPressの高速化いろいろ
- 2010年12月19日
- サーバ
以前はMovableTypeでブログをやっていたのですが,今はWordPressに乗り換えました.MTはスタティックHTMLを発行する(ダイナミックパブリッシングもあるけど)ので,記事数が増えてくると再構築に時間がかかるのがネックでした.対して,WPはPHPを駆使したダイナミック出力であり,再構築が不要です.まぁ,乗り換えの理由にはそれ以外にも色々とあったんですが,それはそれで.
閑話休題.Wordpressは動的出力になっているので,オーバーヘッドが気になります.MTはスタティックHTMLだったので,この差はかなり気になるところです.ですので,WPを如何に高速化させるかが重要なポイントになってきます.というわけで,このブログに適用している高速化手法を紹介したいと思います.このような手法で高速化させていますが,レスポンスはいかがですか?
WPプラグイン
まずはWP側でできることからやっていきましょう.高速化を目的として導入しているプラグインは以下の通りです.
ほとんど定番ですね.簡単に説明します.jQuery lazy loadは画像の読み込みを遅延させます.具体的には,画像が表示される位置までスクロールされると読み込みを行います.そのため,イニシャルトラフィックを減らすことができるので,体感的な高速化が図れます.WP CSSはgzipとかしてるらしいです.後述するmod_pagespeedと効果が重複している気もするので,いらないかもしれません.先にWP Super Cacheを説明します.というか,定番過ぎるので説明の必要はないと思いますが,基本的な高速化プラグインです.色々とコンテンツをキャッシュしてくれます.基本的に,このWP Super Cacheによる高速化効果が1番高いです.手っ取り早く高速化したい人はこれを導入すればいいと思います.
で,残ったWP Memcached Managerはmemcachedを用いてキャッシングするプラグインです.導入方法はここら辺を参考にすると良いと思います.利用には,memcachedをインストールして,起動させておく必要があります.特に考えなくても利用できます.ただ,機能してはいるんですが,memcachedがかなり暇なようなので,割当メモリは16MBに減らしています.これでも多いぐらい見たいです.記事数がまだ少ないですからね.
APC
PHPの高速化といえば,APCが主力です.これはpeclから簡単にインストールできます.これもインストールしてしまえば,特に何も考えることなく利用できます.デフォルトの設定でも良いのですが,サーバ側のメモリを余らせていても仕方がないので,48MB割り当てるように変更しています.それだけです.APCはWPに限らず,あらゆるPHPアプリに効果を発揮しますので,WebプログラミングにはPHPを好んで使うボクには嬉しい限りです.
mod_pagespeed
導入方法などは以前のエントリで紹介しました.ただし,不具合があったので,いくつかの設定を変更しました.現在は以下の設定で動かしています.
ModPagespeedEnableFilters remove_comments ModPagespeedEnableFilters collapse_whitespace,elide_attributes ModPagespeedEnableFilters move_css_to_head ModPagespeedEnableFilters extend_cache
rewrite系を無効にしました.変更があってもキャッシュが効いていて,反映されなかったり,いくつかのjQueryが機能しなくなったりしたので,外しました.カスタマイズが終わって,安定運用期になったら,また有効にしてみようかなと思っています.
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